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突っ込みどころ満載!

ルフィミア
「いらっしゃいませ〜。」
まさと
「いらっしゃい。湖の魔法遣いさんのラピスたん。」
ラピス
「その「たん」禁止!それに不自然に説明的なセリフだよ。それじゃあホットミルクお願い!」
まさと
「だからうちは質屋であって喫茶店じゃないんだってば。」
ラピス
「でも、オーダーすると出てくるでしょ?」
ルフィミア
「はあい、お待たせしました〜。」
ラピス
「ね?」
まさと
「……。」
ラピス
「で、マスター、こんなの拾ったんだけど……。結構笑えるでしょ?」
まさと
こんなのが新聞記事になりましたよ。」
ルフィミア
「こういうのにだまされないこつか何かってないんですか?」
まさと
「楽をしつつ、簡単に見分ける方法って実はないんだよね。どこかで自分なりに調べる必要があるし、それすらやらない人は「だまされるのも授業料」と思わなきゃいけないと思います。」
ラピス
「正しいけど……ちょっと厳しすぎ〜。」
ルフィミア
「では、どのくらいのことは自分でやらなきゃいけないんですか?」
まさと
「まず予防策から言うと……、自分の携帯電話に届いた、知らない人へのメールは返事を出さない、知らない人からのメールを読んだりしない、当然そこにかかれているアドレスにはクリックしない、当然着信履歴にかけたりしない。応答するだけで自分の電話番号や携帯電話が「活きている=現に使われている」ことがわかるばかりか、相手が最初知らなかった情報を自分から教えることになるからね。」
ルフィミア
「それだけでいいんですか?」
まさと
「簡単そうに見えるけど、簡単なことをきちんと守るってことが、本当は難しいんだよ。」
ルフィミア
「もし請求書らしきものがきたら?」
まさと
「身に覚えのないものなら徹底無視です。もし本当に訴訟手続になったら本当の裁判所から特別送達郵便で連絡が来るから。それ来てから弁護士なり消費者センターなりに行けば十分間に合います。裁判所も騙られたから、裁判所ってだけで信じるのも危険かもしれないけど……。」
ルフィミア
「けど?」
まさと
「裁判所なら電話番号簿(ハローページ、タウンページ、それでなければ104の番号案内)に載っているし、弁護士だってそう。住所が実在するかどうかは郵便番号簿でおおむねわかります。弁護士事務所は弁護士会が把握しているし、債権回収が許されている会社は法務省のサイトで一覧表が見れます。法人かどうかは法務局で登記取れば一発。調べようとするといくらでも調べられるのだから。」
ラピス
「法律的には眉唾の書面を見て不安になって電話をかけてくるような人を、だます側は待っているんだよね。もともとが不安になっているから、電話をかけてくればしめたもので、簡単にだませちゃうんですよ。」
ルフィミア
「だから電話をかけないのが一番なんですね。」
(2004.10.27)
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