著作権法

　法律によって付与された権利の１つとして著作権があります。著作権法によって定められています。要件や効果は著作権法で確認しましょう。
　著作権において注意しなければならない点は３つ。
　著作権は人間の知的活動による成果を保護するとともに、その成果を人類共通のものとして活用していこうという目的の下に定められたものです。そのことを忘れてはいけません。
　次に著作権は人間の知的活動による成果を保護するためのものですが、だからといって人間の知的活動による成果の全てが著作権法の対象になる訳ではありません。手紙はたいてい人間の知的活動による成果でしょうが、一方でたいていの手紙は著作権が成立しません。
　最後に著作権法と言えども民法を否定するものではないということです。所有権との関係では抵当権や地上権のように所有権を制限する権利の１つだと考えるのが正解です。

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