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法律学って何?

 法律学って何?この点については、私、完全にデゥベルジェの手のものです。すなわち
「法律という社会的事象を客観的な研究対象として扱う学問」
という定義に完全に依拠しています。
 法律学の中で一番有名な部門は「法律の意味内容を明らかにする」法解釈学であり、私もその流れの中にある1人な訳ですが、法解釈学だけが法律学な訳ではありません。法哲学、法史学、法社会学等々の部門があります。
 ところで本講座の中では、法解釈学に絞って話を進めていくことにします。それは私が法解釈学の人間であること、他の部門については必ずしも明るくないということによるもので、他意はありません。他の部門(基礎法学と呼ばれることもありますが、この場合の基礎とは数学基礎論における基礎と同じ意味で、NHK語学講座としての「基礎」英語とは違う意味です。)に興味のある方は、ぜひそちらの入門書に挑戦してみてください。
 以下、法解釈学の話をしていくことになりますが、広中俊雄・五十嵐清編「法律論文の考え方・書き方」有斐閣選書R1983年に沿って「法解釈学」の意味で「法律学」ということとします。


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