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windowsでチベット語を扱う

フォントをインストールする

フォントファイルの入手
Unicodeでチベット文字のフォントの入ったファイルを入手してきます。Digital Tibetan推奨のTibetan Machine UniJomolhariを使います。どちらでもいいと思います。私は1台では両方入れましたし,もう1台ではとりあえずTibetan Machine Uniだけ入れています。
圧縮ファイルを解凍
入手してきたファイルを解凍します。 .zipファイルなので,たぶんダブルクリックで自然に解凍されると思います。解凍ソフトを使っても可。
中に.ttfファイルがあるのを確認してください。この.ttfファイルがTrueTypeフォントのファイルです。
フォントファイルのインストール
Microsoft社的に正しい手順は,http://support.microsoft.com/kb/314960/jaのとおりです。
もっともwindowsフォルダにもアクセス権限があって改変可能な設定にしている私は,c:\windows\fontsに.ttfファイルをコピーして終了でしたよ。
フォントファイルのインストールはこれで終わりです。
これで何かブラウザを使ってチベット文字が使われているサイト(例 中央チベット行政府)を見れば,チベット文字が見えているはずです。

チベット文字の入力ソフトウェアをインストールする

プログラムファイルの入手
やはりDigital Tibetan推奨のTISEを使うことにします。
ダウンロードしてきます。
インストール……というか
やはり.zipファイルなのでダブルクリックで解凍できると思います。
で,大変おそろしい話なのですが,中のtise.exeをダブルクリックすると,既に動きます。右下の山の風景のインディケーターをクリックすると月が出ているのと出ていないのがありますが,月が出ていれば既に入力できるのです。入力はWylie方式です。(Wylie方式の説明は現在準備中。それでもよかったらここを見てくれい。)
このままではさすがにいかがなものかと思われますので,c:\Program Filesフォルダにフォルダごと入れてしまい,tise.exeをスタートメニューに登録しておくといいと思います。
これで,例えばwebサイトでUnicodeが使える場所だと,ブラウザを立ち上げて,チベット文字を入力するぞという瞬間にtise.exeを起動し,月ガ出ているアイコンに変わっていることを確認してWylie式のアルファベットを入れるとチベット文字が入ります。

チベット文字が入力できるワープロソフトをインストールする

OpenOfficeのインストールファイルを入手する
無償のビジネス統合ソフトの1つであるOpenOfficeを使うことにします。http://ja.openoffice.org/から入手します。
インストール
ダブルクリックでインストールできます。詳細はhttp://ja.openoffice.org/を参照してください。今回使うのはWriterだけなのですが,ディスクが足りないなんてことでもない限り全部インストールでいいと思います。
設定
さっそくWriterを起動してください。
ツール→オプションで設定していきます。
言語設定→言語
拡張言語サポートで「複合文字言語(CTL)の有効化」にチェックを入れます。
そうすると「ドキュメントの標準言語」の「CTL」が指定できるようになりますので,「ゾンカ語」を指定します。
ちなみにゾンカ語はブータン王国の公用語で,チベット語から見るとチベット語から変化したものとされています。
OpenOffice.org Writer→基本フォント(CTL)
「既定のフォント(複合文字言語)」が表示されるので,
「現在のドキュメントのみ」のチェックを外して,
あとはことごとく上でインストールしたチベット文字のフォント(たぶんTibetan Machine UniJomolhariだと思います)を選んでください。
ちなみにフォントのサイズは36とか一気に大きいのを選んでください。12じゃ小さすぎてわけわからない……。(上手になればそれでも読めるんでしょうが。)
最後に「OK」で設定終了です。
これでチベット文字をブラウザから入力できるようになりましたし,チベット文字が混ざった文書を作って印刷・保存できるようになりました。
(2011.3.6.)
(2015.1.22.最終改訂)
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