2000年9月、初級法学講座をgeocitiesの無料ホームページに置いたのがきっかけです。
詳細は初級法学講座のはしがきのとおりなのですが、この当時、ホームページのタイトルを「私家版fj.soc.law外伝」としていたことで端的にわかるとおり、私自身はfj.soc.lawの場外乱闘編(笑)として考えていたのです。fj.soc.lawでは、事あるごとに紹介しておりましたので、fj.soc.lawでは知られていたかもしれませんが、fj.soc.law読者の間だけだろうなあ……と漠然と考えていたのです。
……著作権については書いているけど、リンクについては一切触れていなかったのはそのため。自分の書いたものがリンクされるという事態を全く想定していなかったという……。
ところが状況は私の想像を超えた展開をするにいたりまして、いくつかのサイトで紹介していただいたり、リンクを張っていただけるようになったのです。さらにはこういう情報もほしいとかいう要望も。
書いた本人ちょっとびっくり。(笑)
驚くとともにこれでいいのかな……と考えたのですよ。
今まではgeocitiesに置いおりました。無料で12MBも使わせてくれるのは私にとってはありがたい話です。制約もそれほどきつい訳ではありませんし……。
だけど世の中はそううまい話ばかりではない訳でして……。geocitiesは私の分を無料にする代わり、そこに広告を流すこととして広告料を費用にあて、収益源にしております。
これはちょっと読者各位に申し訳ないなあ……って考えたんですよ。
せっかく読みに来ていただいているのに、私とは関係ない広告まで見てもらわなきゃなんない。特に文字データを基本に据えているのに、文字データじゃないのが必ず流れてくる訳でして……。
それで法学講座系のコンテンツは、この際引っ越しをして、広告なしで見ることのできる環境にしよう。そう考えたのです。
さてどこに置きましょうか?
ここで考えたのが独自ドメインのことでした。
今の段階ではリンクを張っている方は限られていますし、こちらで把握していない方でも、旧URIの方に新URIを書いておけば、問題は少ないとは言えるでしょう。
しかし、引っ越しがこれで最後という保障はありません。それは容量不足などの技術的理由であったり、より安く快適な会社が現れたというコストパーフォーマンスからということもあるでしょう。その度に、同様の手続をしなきゃならないのかということを考えました。
この点は古いURIしか知らない人をどうするかという面も当然ありますが、もっぱら私側の問題とも言えるでしょう。(手間を惜しまなければ可能なわけですから。)そこで思いついたのが独自ドメインの取得だったのです。取得できれば、ファイルの実態をどこに置こうと「初級法学講座はここで読める」ということが可能になります。
そしていろいろ調べて独自ドメインの取得にいたった訳です。
そのドメイン名が「lufimia.net」
これで初級法学講座は「http://www.lufimia.net/sub/c1/index.htm」で見れますし、仮に万が一置き場所を変えたとしても「http://www.lufimia.net/」からは間違いなくたどれるでしょう。
私の最大のお気に入りのキャラクターから命名しようと思ったのが最大の理由です。
自分では「いかにも私らしいなあ」と思っているのですが……。
ルフィミアがどんなキャラクターなのかは、「る〜ちゃんに関するエトセトラ」でわかるでしょう。
私自身は誰がなんと言おうと国際法が専門のつもりなんだけど、実際に評判になるのって国際法ではなく一般法学とか法学概論とか法学入門的な話ばかりでして、その状況を自分で追認するかのようなことをするのには、若干の逡巡とか葛藤もあったのですよ。
だけど国際法でめぼしいものを発表できていないのは、他ならぬ私の責任な訳ですし、lufimia.netの中で国際法についても発表できるようになろう……と、そう考えて踏みきったのです。
私の手になる法律関係の文献、特に国際法の文献などは全てlufimia.netから容易にたどれるようになりましたし、名前の由来となったルフィミア・クリステンセンについての情報もそこそこあつめられるようになりました。ファイルの置き場は変わるかもしれませんが、どこに置くことになろうとも、lufimia.netからたどれます。これからも末長くおつきあいしていただきたくお願いいたします。
(2001年4月25日)