サーバーのメールが削れない

ネットをつらつら見ていたら
「Hybrid W-ZERO3ではサーバーのメールを削除できない」
と書いてあったのを見つけて
実際に試してみたのだ。

結論から書くと
「削除済みフォルダに入れない限り（削除でも入るのだが）
　サーバーから消えない」
のは本当の模様。
いろいろ実験してみてわかったんだけど
メールを送受信した時の基本的な動作は
・メールサーバーにあってHybrid W-ZERO3に転送したことのないメールはHybrid W-ZERO3に転送する
・メールサーバーになくてHybrid W-ZERO3の受信フォルダにあるメールはHybrid W-ZERO3の受信フォルダにあるメールを削除する
・Hybrid W-ZERO3の削除済みフォルダに移されたメールについてメールサーバーから削除する
　ただしこれについては２つの点でカスタマイズが可能
　第１の点は削除済みフォルダに移されたメールのHybrid W-ZERO3内での扱いで
　「メール」ボタン→アカウントの選択で「メニュー」→「オプション」→「保存場所」で「削除済みアイテムを空にする」について
　「すぐ空にする」「接続または切断するときに空にする」「手動で空にする」を選べる
　第２の点はメールサーバーから削除するか否かについて
　「メール」ボタン→アカウントを選択→「送受信スケジュール」→「詳細設定」→メッセージの削除時について
　「サーバーから削除」「サーバーに残しておく」を選べる
で，一般的なメールソフトで指定できる
「メールを送受信する時にサーバーに残すか削るか」の指定ができないんですね。
それでこういうことになってしまう。

そこでこんな対策をうってみる。

１　とりあえずサーバーのメールボックスを１ＭＢから１５ＭＢに拡張する。
追加料金をとられるわけではないので，まずこれはやるべき。
オンラインサインアップで詳細設定→メールBOXサイズ変更

２　余計なメールはすぐ削除
　……ができれば苦労しないんだよね。
※ちなみに私の場合はこれで問題解決……というか問題にならないのだ。
　というのは私の場合willcomのメールサーバーには
　他のメールサーバーから転送されてきたメールしかないはずなので
　他のメールサーバーの方から落として保存すればいいのです。

３　必要なメールも「受信フォルダ」以外に保存
　メールの一覧画面からメニュー→ツール→フォルダーの管理で
　適宜フォルダーを作っておく。
　受信して残すメールはそのフォルダーに移動しておく

４　サーバーのメールが一杯になったらコンピューターから接続して削除する
　コンピューターからメールソフトでアクセスする場合に必要な情報
　（ユーザー名，パスワード，サーバー名等）は，
　オンラインサインアップ→詳細設定→現在の設定確認で得られます。
　そして当該コンピューターをHybrid W-ZERO3で接続するのがポイント。
　自社回線以外からのメールサーバーへのアクセス自体を禁止しているようなので。
（ちなみにこの方法に代えて http://www.nakka.com/soft/npop/ にあるnPOPなどを使うのでもよし。）
※この場合にHybrid W-ZERO3の受信フォルダ以外のメールが削除されないことはまだ確認できていません。

ちなみにうわさでは新たなメールソフトをwillcomが提供するとの話もあります。
（2010年3月31日の補足）
新たなメールソフトをwillcomが提供したのですが，この点の改善ではありませんでした。
willcomは「受信フォルダのメールは１か月で自動的に削除する」ことを発表。
上のような手を使わなくても１か月以内に受信ボックスをあふれさせない限り大丈夫ということのようです。
（2010.3.31改訂）

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