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MS-Kermitの機能の例

初期設定ファイル

起動時にpathで設定されたディレクトリのmskermit.iniを探し、見つかればkermitがそれをコマンドとして順次実行します

スクリプトファイル

「take ファイル名.scr」でファイル名.scrの中に書かれたコマンドをそのとおりに実行します

コマンドの例

output 文字列
文字列を通信ポートに送ります
crは\13、lfは\10と書くこと
input 秒数 文字列
秒数間文字列を待ちます
来たらSUCCESS、来なかったらFAILUREを返します
if success 命令
successなら命令を実行します
違うなら命令を実行せず次行に進みます
if failure 命令
failureなら命令を実行します
違うなら命令を実行せず次行に進みます
goto ラベル
行頭:ラベルで表示されたところへ飛びます
pause 秒数
秒数間待ちます
clear
通信回線のバッファをクリアします
stop
スクリプトファイルの実行を終了してコマンドモードへ戻ります

動作記録を残すには

log session ファイル名
相手の計算機で行った作業の結果を記録します
ファイル名を指定しない場合、session.logに記録します
途中で記録を止める時は control-] Q
止めた後再開する時は control-] R
記録を終了する時は close session
記録した作業を再現する時は reply ファイル名
log packets ファイル名
パケットの送受状況を記録します
ファイル名を指定しない場合、packet.logに記録します
記録を終了する時は close packets
log transactions ファイル名
ファイル名を指定しない場合、transact.logに記録します
記録を終了する時は close transaction

サーバーにしてlogin認証を行う例

enable login
login機能を有効にします
set server login 文字列1 文字列2
文字列1と文字列2を入力しないと使えない設定にします
server
サーバーモードに入ります
このようにすると、クライアントでは
remote login 文字列1 文字列2
としなければ、サーバーを使うことができなくなります。

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