1冊目は「ランダムウォークとくりこみ群−確率論から数理物理学へ」共立出版
数理物理学に興味のある方はぜひ!
2冊目は「統計と確率の基礎」学術図書
もうこれ以上ないってくらい題名そのまんまという本。
ちなみにこの本,「同じ時期に」「同じ出版社から」「同姓同読み1字違いの著者が」「似たタイトルの」本を出すという逸話付。
そして3冊目「Amazonランキングの謎を解く−確率的な順位付けが教える売上の構造」化学同人
これ,化学同人がなのか,書店側なのかというのか,とにかくすごい扱われようです。
数学(確率・統計)とか物理の棚だけじゃなく,ビジネス書のところに置かれていたり,何十冊の単位で平積みされていたり。
……確かにAmazonについて巷間言われていたことを覆しちゃったもんなあ。
公開情報だけで内部がある程度推測できてしまうことの一例,
そしてそれが数学によって実現できてしまう一例としてもおもしろいと思います。
(順位が順位だけを意味しているのではないという一例も……ね。)
で,だ。
「どういう計算方法なのかわからないAmazonの謎順位」という表現は,
2006年12月13日の数理科学メーリングリストにおける私の発言だったりする,
……なんて話が本文中に紹介されています。
……いかん,この表現には著作権が成立しねえや。(笑)
1日1回しか更新されないんで検証できなかったblogの順位の1つもあたしは知ってるよ。(笑)