System Lufimia
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だって書き言葉だから
System.Lufimiaでやりたいことって、結局「書き言葉の復権」のような気がします。
それは私が物語を書くにしても、法律学をやるにしても、結局「書き言葉」を重視しているもしくは重視せざるを得ないという状況があるのです。
一方それをサポートすべきコンピューターはと言えば……。インターネットは確かに便利です。だけどインターネット以外で言うと、こと書き言葉に関する限
り、ハードの進化以上にソフトが巨大化してしまい、結局「相変わらず遅いなあ」「電池持たないなあ」ってことになっているように私には見えます。私が大学
時代に使っていたエプソンのHC-20というハンドヘルド型コンピューター。サイズはA4の本というイメージで、今みたいに蓋をあけるとそこからディスプ
レーが現れるというものではなく、下3分の2近くがフルサイズのキーボード、上3分の1に左から、スーパーのレシートを打ち出す感じのプリンター、120
×32ドットのLCD、マイクロカセットテープを利用した記憶装置と、装備は違うけど、1台でそれなりのことができるものでした。これのが8bitで
0.614MHzのクロック。この前買ったMS-1058って機械は64bitで1600MHzなんでクロックだけでも2600倍以上速くなっています
が……。スイッチを入れて起動するまではHC-20の方が段違いに早かったです。(なんたってスイッチオンBASIC)
System.Lufimiaはこの状況に対する別解だと思います。書き言葉も標準的な文字情報に限定すれば、個人が1人で、だいぶ遅いアルゴリズムで
書いたってそれなりに動くんじゃないか……と。
普通の人にとってはいろんなことが手軽にできることこそが大事です。(だからこそWindowsが圧倒的に売れている。)だけど……私が私自身に一番使
いやすいソフトを用意する、なければ自分で作っちゃう。これはこれで楽しいんですね。